2016年4月7日

『ゲンロン2』「種の慰霊と森の論理」

『ゲンロン2』(株式会社ゲンロン)
「種の慰霊と森の論理」 
2016年4月7日発売

2016年4月7日に全国書店で発売される批評誌『ゲンロン2』に、インタビュー記事が掲載されています。



内容紹介
特集:慰霊の空間
特集の中心をなすのは、津田大介らが参加した、2016年ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展日本館のコンペ展示案。 挑戦的なプランを2色刷りで完全再現。中沢新一へのインタビュー、五十嵐太郎・黒瀬陽平とともに災害と慰霊を再検討する鼎談など、 多様な側面からこの国における慰霊のありように迫る。

小特集:現代日本の批評II
巻頭には最後の長篇こと『モナドの領域』を発表した筒井康隆を迎え、 その戦争観、歴史観、文学観を、東浩紀が独自の視点で問う。 話題のシリーズ「現代日本の批評」は平成に突入。90年代を一挙に概観する。 哲学・美学から創作まで ほかメイヤスー『有限性の後で』の刊行に合わせた、千葉雅也と東浩紀の対談を収録。

オーウェンスの翻訳第2回、黒瀬陽平、速水健朗、井出明の連載評論、 海猫沢めろんの連載小説、国際色豊かなコラムなど、前号比50頁増の特大号! !


目次
来たるべき慰霊の哲学のために 東浩紀

特集 慰霊の空間
[インタビュー]種の慰霊と森の論理 中沢新一 聞き手|東浩紀
[計画]怨霊の国を可視化する カオス*ラウンジ+新津保建秀+津田大介 +藤村龍至+渡邉英徳+東浩紀
[論考]近代日本における慰霊の建築と空間 五十嵐太郎
[鼎談]死を超える建築:動員からアーカイブへ 五十嵐太郎+黒瀬陽平+東浩紀
[論考]ロシア宇宙主義 ボリス・グロイス 訳・解題|上田洋子

小特集 現代日本の批評Ⅱ
[対談]SFから神へ 筒井康隆+東浩紀
[基調報告]一九八九年の地殻変動 市川真人
[共同討議]平成批評の諸問題 1989-2001 市川真人+大澤聡+福嶋亮大+東浩紀
[コラム]『噂の眞相』と反体制サブカルチャー論壇の時代 さやわか

対談
神は偶然にやってくる 千葉雅也+東浩紀

論考
他の平面論[第2回] 黒瀬陽平
独立国家論[第2回] 速水健朗
ダークツーリズム入門[第9回] 井出明
アレゴリー的衝動 第1部[後] クレイグ・オーウェンス 訳=新藤淳

コラム
安天/市川真人/辻田真佐憲/西田亮介/上田洋子

創作
ディスクロニアの鳩時計[午後の部Ⅱ] 海猫沢めろん

English
Translations and Abstracts